はじめに
今回は、コロナ下の巣ごもり中でもできることを。
と思い、初めて見たのがいろいろな植物の栽培です。
しいたけは植物ではないですが、amazonで栽培キットを見つけて、興味をひかれました。
今回はそのしいたけ栽培キットを買って育てて収穫までできたので、その過程を書いてみようと思います。
購入したしいたけ栽培セット
1500yen(amazon)
私はamazonで購入しました。
この栽培キットを購入するにあたり、注意することがあります。
栽培キットはしいたけの菌床も送られてきますが、これは到着時期に合わせて発芽するように調整されています。
ですので、長期間外出していて、受け取りに時間がかかってしまうと、袋の中で発芽し、しいたけがうまく育たなくなる可能性があります。
内容物、必要なもの
外箱

箱の中には以下のものが入っていました。
内容物
- しいたけの菌床
- 菌床用ビニール袋
- 栽培マニュアル
以下の写真は実際に開封したものです。

しいたけの菌床はビニールから取り出して、水で軽く洗い流して準備完了です。
ビニールについてですが、以下のように菌床を入れて保護し、管理するのに使用します。

また、栽培キットだけでは十分な栽培ができないため、以下のものは自分で調達しました。
自分で用意したもの
- 霧吹き(水やり用)
- 大きめのビニール袋(菌床用)
- 大きめの器(菌床用)
- 収穫用のハサミ
- 菌床を沈めるバケツ(収穫後に使用、今回は登場なし)
水を与えなけでばならないのですが、菌床は土よりは吸水性がないため、じょうろでは濡れすぎてしまいます。
なので、水やり用の道具としては「霧吹き」一択かと思います。
大きめのビニール袋についてですが、付属のビニールではしいたけが生えてきた菌床を覆いきることができないため、大きめのゴミ袋用のビニール袋に呼吸用の隙間を確保し、利用しました。
器は菌床が入った袋を安定させるだけのものですので、なくても良いですが、万が一、水が漏れたりするとカビの原因になりますので、使い捨て用の大きめの器を用意しておくと良いです。
収穫の際は、ハサミを使用し根元からしいたけをとります。
私は調理用のハサミを使用しました。
バケツは1回目の収穫が終わったら使用します。
この記事ではバケツは使用しません。
収穫後の菌床を丸一日浸水させることで、再びしいたけの芽が出てくるようになります。
詳しい方法は栽培マニュアルに書いてありますが、私も実践しているので、また別の記事でその過程を書いてみようと思います。
↓記事を書きました!(2021/12/23)
成長の様子
しいたけを栽培しながら、その成長過程を定期的に写真にとりましたので、下に示していきたいと思います。
栽培してみたいが、どんな感じに成長するのか見てみたいという方は、参照していただけましたら幸いです。
Day 0 (11/12)
栽培を始めた初日です。
早速届いたその日のうちに開始しましたが、暗くて涼しい場所ということで、押入れで管理することにしました。
写真では、布団の上に置いてしまっていますが、この後ちゃんと菌床用のスペースを確保しました。

Day 1 (11/13)
栽培を始めた翌日です。
ところどころ芽が出てきていて、変化の速さに驚かされました。
霧吹きで水を与えることも忘れません。

Day 2 (11/14)
2日目にしてすでにきのこらしい形が見えてきました。
この段階で付属のビニールではしいたけを圧迫してしまうため、自前の大きいゴミ袋に呼吸用の隙間を確保し、使用しました。

Day3 (11/15)
菌床の側面からも芽が出てきました。
本当は間引くことで、しいたけの一つ一つが大きく育つようになりますが、せっかくなのであえて間引かずに育ててみることにしました。

Day5 (11/17)
もう上部の方のしいたけは収穫の頃合いになってきました。
しかし、当時の自分は収穫時期がよく分からずにまだ収穫せずにいました。

Day7 (11/19)
栽培開始からちょうど1週間が経過しましたが、密度がすごいことになってしまったので、この段階で収穫しました。
上部の方のしいたけは、かさが開ききってしまいました。
かさが開きすぎると風味が落ちますので、下の写真はあまり良くない例ですが、見応えはあります。

管理方法
しいたけは比較的簡単に栽培できます。
管理のポイントは以下の通り。
- 直射日光の当たらない涼しい場所
- 湿度を保つ(1日1回水やり)
- 通気性を保つ(呼吸のための隙間を作る)
上記の点に気をつけていただければ、収穫できるまで成長します。
成長のスピードは1日おきで大きさの変化が感じられるほどですので、かなり早いです。
収穫時期
しいたけの収穫時期は以下のように記述されることが多いです。
「膜」とは以下の写真のようなイメージです。

膜が切れたばかりのしいたけ

上で示したかさの裏にある膜が切れた頃が食べごろですので、よく観察しておくと良いです。
おまけ
しいたけの収穫時期は「膜」が切れたころです。
私はこれを見た時、こう思いました。
「膜」とは何?
当たり前ですが、普段目にする売り物のしいたけは、収穫後ですので膜はついていません。
つまりこのしいたけの膜を私たちがお目にかかる機会はほとんどなかったはずです。
まして、かさの裏側など意識してみなければ栽培中でも見ることはありません。
私はしいたけの傘が大きなってきてから、「いざ初収穫!」という状況になってから初めて膜の様子を見るためにかさの裏をのぞいてみました。
しかし、膜らしいものは見当たりませんでした。
(そのしいたけたちはすでに膜が切れていた状態であるということを知らずに!)
結局、収穫に踏みとどまってしまい、心にしこりを残したまま収穫することになってしまいました。
しかしその後、ひょんなことから後から生えてきた小さいしいたけのかさの裏を見てみると…
ようやくしいたけの膜の存在を確認することができました。
この記事を読んでくださり、しいたけの膜の存在について悩んでおられる方は少数だとは思いますが、少しでも参照していただけましたら幸いです。