医療情報基礎知識検定を受けてみた

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医療情報基礎知識検定とは

医療情報技師育成部会が実施する能力検定試験のこと。

公式ホームページに掲載されている実施概要のまとめ(2021/01/07現在)は以下のとおり。

実施日

年2回6月と11月に実施

試験方法

四者択一の問題80問、マークシート方式で解答。試験時間60分

受検資格

特に問わない

試験範囲

医療情報を扱う人々が共通に持っておくべき医療情報に関する基礎的な知識を範囲とします。

  1. 医療制度と医療関連法規
  2. 病院業務と病院の運営管理
  3. 医療情報の特性と医療の情報倫理
  4. コンピュータの基礎
  5. 情報システムの基盤技術
  6. 医療情報システムの構成と機能
  7. 医療情報の標準化と活用

合格水準

得点率75%(80問中60問の正解)をもって合格とし、合格者には合格証を発行します。

検定料

5,000円(消費税込)

※2019年10月1日より税率が変わっても、検定料に変更はありません。

さらに上位の試験として、医療情報技師能力検定試験、上級医療情報技師能力検定試験が実施されています。 

受験結果

私も実際に受験しました。結果は…。

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無事合格できました。 

75%で合格のところをこの正解率で合格できたので、とても満足しています。

実施した勉強法

医療に関しては私も初めて分野でしたので、丁寧にじっくり進めていくことを念頭におきました。

試験日が11月6日でしたので、その2ヶ月ほど前の9月くらいに試験を申込み、合間を縫って少しづつ知識をつけていきました。

私は短期決戦型では無いので、難易度が低い試験でもゆっくりめのペースで進めていこうと決めていました。

使用したテキスト

¥2860円(amazon 2022/01/10現在)

書籍の目次

  • 医療制度と医療関連法
  • 病院業務と病院の運営管理
  • 医療情報の特性と医療の情報倫理
  • コンピュータの基礎
  • 情報システムの基盤技術
  • 医療情報システムの構成と機能
  • 医療情報の標準化と活用
  • 日本医療情報学会医療情報基礎知識検定試験問題(第15回から第20回)

このテキストはこの医療基礎知識検定に合わせて作成されているため、初学者にもかなりとっつきやすいと感じます。

先ほども申し上げた通り、医療分野は初めてですので、テキストの太字を中心に自分なりにルーズリーフにまとめ直し、アウトプットも兼ねることができました。まとめると49枚になりました。

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一通りまとめ終わった後は、過去問を解きました。

一年分を解き、時間配分を考えようとしましたが、80問のマークシート形式の問題に対し、1時間という試験時間はかなり余裕があると思いました。

余程考えすぎなければ、まず時間切れになることはないと思いましたので、自分のペースを保つことを重視し、見直しもしっかりと行うという方針を立てました。

過去問は第15回から第20回を順に解きましたので、その各回の正解率を記載しておきます。

第15回:58/80点

第16回:55/80点

第17回:70/80

第18回:68/80

第19回:69/80

第20回:70/80

合格ラインが60点ですので、過去問を3回終えたあたりから合格点を取れる様になってきました。

本番直前には自分で作成したテキストをまとめたルーズリーフの束を見直します。

そこそこの枚数のルーズリーフは持っているだけで自信になりますし、他の受験者に見せ付けることでプレッシャーを与えることもできますので、精神安定剤としては効果覿面でした。

そして試験が始まり、問題を進めましたが、あまり迷う問題もなく余裕を持って解き終わり、見直しも終わらせることができ、形としては最高の状態で試験を終えることができたと感じています。

まとめ

この検定試験も今は認知度があまり高く無い試験であったとと感じますが、コロナの影響もあり、ITと医療は切り離せない関係にあると感じます。

工学の知識をどの様に医療に活かせるのかを考え、課題を解決していける医療情報技師はとてもやりがいのある仕事ではないでしょうか。

今後もこの結果に甘えることなく精進して参りたいと思います。今回はこの辺で。ありがとうございました。

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